

「アッサラーム・アライクム」/こんにちは。まーです。
神々が棲む街へ。「コム・オンボ神殿」と「ホルス神殿」、圧巻の神殿2選をご紹介します。
コム・オンボ神殿を観光します
早朝、クルーズ船はアスワンからコム・オンボへ移動!
そして到着したコム・オンボ、停泊船からコム・オンボ神殿が確認できます。




コム・オンボ神殿とは




ナイル川のほとりに佇むコム・オンボ神殿は、古代エジプトでも珍しい二重構造の神殿。
左右対称の構造で、右側はハヤブサの神ホルス(ホルス神)、左側はワニの神ソベクに捧げられています。
見どころ
完全に左右対称な構造
神殿の廊下や礼拝室が左右に分かれており、二つの宗教が共存していたことが分かります。




古代の医療器具が刻まれたレリーフ
外壁には手術器具や出産の様子が彫られたレリーフがあり、古代の医療の高度さを感じられます。


レリーフを刻む技術の高さ
通常のレリーフは壁に対して文字や人の形を刻むものが多いです。しかし、コム・オンボ神殿では文字や人を壁に対して浮き上がらせるレリーフがあります。
ガイドさん曰く、このレリーフの技術はとても高度なもので、一度刻むのを失敗した場合は全て消してやり直しをしたようです。なのでとても時間をかけて神殿が作成されたことが分かります。
遺跡ごとに異なるレリーフの作り方を見るもの楽しかったです!


ワニのミイラ博物館




コム・オンボ神殿の側にワニのミイラ博物館があります。
ワニのミイラを見ることはほとんどなかったので珍しかったです!
敷地内には実際にミイラ化されたワニが展示されており、ソベク信仰のリアルさが伝わってきます。
ナイル川クルーズ船「アリサンドラ」のんびり船旅のようす
コム・オンボ神殿からクルーズ船に戻ったら、次はエドフ「ホルス神殿」に向けて出港です。
エドフまでは約5時間の船旅なので、クルーズ船からナイル川を眺めつつのんびりします。




プールがありましたが、さすがに寒すぎます(笑)夏だと嬉しいかも!












ナイル川を眺めているとそこで生活されている人々の様子を垣間見ることができました。
日本とは全く違う生活がそこにはあって、こうして他の国のことを知ることができるのは貴重な体験であり、もっと多くの国に訪れてみたいなと改めて思いました!
エドフへ到着!ホルス神殿(エドフ神殿)を観光します
エドフにあるホルス神殿へは寄港地からバスで移動します。




ホルス神殿とは


エジプトの神殿の中でも特に美しいと言われるホルス神殿(エドフ神殿)は、ファラオ時代よりも後のプトレマイオス朝時代に建てられたもの。
それゆえ、保存状態が極めて良く、当時の雰囲気をリアルに感じられます。
見どころ
巨大なファサード(正面から見た外観)とホルス像




まず感じたのは圧巻の大きさ!本当にどうやって積み上げられたのでしょうか。
圧巻の大きさの誇るファサードをくぐり、内部へ入ります。
入り口で出迎えてくれる鷹の姿をしたホルス神の石像は意外と大きく迫力満点!
神話が描かれたレリーフ
神殿内には、ホルスが父オシリスの仇・セト神と戦うエピソードが細かく刻まれています。








屋根付きの通路や暗い神殿内部
当時の礼拝の雰囲気が体感できるスポット。まるで時を超えて神殿内を歩くようです。








神殿が建てられたのはプトレマイオス朝時代(紀元前237年頃〜)ですが、エジプトがキリスト教やイスラム教へと変遷していく中で、古代神殿は宗教施設として使われなくなりました。
その後、数世紀にわたり、神殿は地元の人々の住居・倉庫・避難所・家畜小屋などとして使われていた時期があります。
その際、人々は焚き火やかまどで火を焚いて生活していました。その煙が天井に染みついて黒くなった=すす汚れとして残っているそうです。
エスナ・ロック(水門)で水位差を調整して通過
エドフを出港し、夜の間にルクソールへ向かいます。
その途中、「エスナ」という町で水門を通ります。
この「エスナ水門」の見どころは水門の前後で約6~9mの水位差があること!この水位差を調整して観光船や貨物船はナイル川を運行しています。




まとめ
この日は1日ゆっくりとナイル川クルーズを楽しむことができました。
次回はルクソールへ到着。「王家の谷」「ツタンカーメンのお墓」など見どころが盛り沢山な1日です。



最後まで読んでいただきありがとうございました!