

「アッサラーム・アライクム」/こんにちは。まーです。
ナセル湖のほとりにある巨大神殿、アブ・シンベル神殿。建造したラムセス2世の偉大さを改めて感じました。
カイロ航空の国内線でカイロからアスワンへ移動
AM 2:30 バスでホテルを出発し、カイロ国際空港へ向かいます
ホテルの出発時間が早く、ほぼ夜!仮眠をして出発です。


カイロ航空


カイロ国際空港 国内線乗り場
カイロからアスワンへは国内線で1時間20分のフライト。朝イチのフライトでしたのうたた寝していたら到着です。




エジプト国内でも見える景色は変わります。カイロは都市でしたが、少し離れるとすぐに広大な砂漠が広がりました。
アスワン国際空港へ到着
あっという間にアスワン国際空港へ到着です。
こちらの空港は、アブ・シンベル神殿へ訪れる方が多いのではないでしょうか。
空港の規模はこじんまりとしていますが、観光客メインなのかお手洗いも清潔にされていました。




ナイル川に建設された巨大ダム「アスワンハイダム」へ向かいます




アスワンハイダムとは?
エジプトのナイル川に建設された巨大なダムで、電力供給と農業において重要な役割を果たしています。
1960年から1970年にかけて建設され、ナセル湖という世界最大級の人造湖を生み出しました。
エジプトの発展に大きく貢献した一方で、遺跡の水没や環境への影響も指摘されています。
特にアブ・シンベル神殿は、水没を避けるために移設されるなど、大規模な文化財保護プロジェクトも行われました。


ナセル湖は対岸が見えないため海かと勘違いします


エジプト最大の電力発電所
社会の授業で聞き覚えがあったので訪れることができて良かったです。
アブ・シンベル神殿観光と合わせて訪れてみてください!
北回帰線で写真をパシャリ
アスワンハイダムを出発し、アブ・シンベル神殿へ向かう途中に北回帰線のフォトスポットがあるようで立ち寄りました。
フォトスポットと言っても、何もない場所なのでツアーでなければ立ち寄ることはないですね。むしろ場所が分からないと思います(笑)
ちなみに、北回帰線は、北緯約23.4度に位置し、エジプトの南部を横切っています。具体的には、アスワン周辺を通過し、サハラ砂漠の中を走っています。
この緯線は、一年のうち太陽が真上にくる最北の地点を示し、毎年夏至(6月21日前後)には、ここで影がほとんどなくなる現象が見られます。
エジプトの乾燥した気候や暑い気温の一因にもなっているそうです。




ランチはヌビア料理をいただきました
「ヌビア料理」って何だろう?と思いながら到着です。
今回のレストランはアブ・シンベル神殿から10分程にあるレストラン「Tuya hotel」です。
結果、レストランが当たりだったのかエジプト旅行中で一番好きなお味でした!
これまで食べたエジプト料理でも同じような煮込み料理はありましたが、中東独特のスパイス味がなく、日本人でも食べやすいと思いました。


外観・内観も可愛いレストランでした


お肉とお魚の煮込み料理
世界遺産 アブ・シンベル神殿の魅力を徹底解説!


ナイル川のほとり、エジプト南部にそびえ立つ世界遺産「アブ・シンベル神殿」。
ラムセス2世が築いた壮大な遺跡は、その歴史とスケールに圧倒されます。
今回は、アブ・シンベル神殿の見どころや楽しみ方を詳しくご紹介します!
アブ・シンベル神殿とは?


大神殿


小神殿
アブ・シンベル神殿は、紀元前13世紀にエジプト新王国時代の王、ラムセス2世によって建設されました。
神殿は大きく分けて2つあり、ひとつはラムセス2世自身を称える大神殿(左)、もうひとつは王妃ネフェルタリのための小神殿(右)です。
特に有名なのは大神殿の正面にそびえ立つ高さ約20メートルの4体のラムセス2世像。
近くに行くと大きすぎて、ギザのピラミッド同様に当時どのように作られたのか驚きです!
見どころ
1. 巨大なファラオ像
神殿の正面には、ラムセス2世の巨大な像が4体並んでいます。表情やその大きさは堂々たる王の威厳を感じます。
アガサ・クリスティ の1937年の小説『ナイルに死す』でも出てくる一場面を彷彿とさせますね!


2. 太陽の奇跡(年2回の光のショー)


大神殿の入口から光が差し込みます


大神殿の一番奥に神々の像があります
毎年2月22日と10月22日の早朝、太陽の光が神殿の奥にある神々の像に差し込み、アメン・ラー神やラー・ホルアクティ神を照らします。
この「太陽の奇跡」は、古代エジプト人の天文学的知識の高さを物語っています。本当にすごいことです!
3. 壁画に描かれた歴史




大神殿の内部には、ラムセス2世がカデシュの戦いでヒッタイト軍と戦う様子が刻まれた壁画があります。
これは古代エジプトの戦争記録としても重要です。
一方でヒッタイト側にも同じように戦争記録の壁画があるようですが、そちらはヒッタイト軍が活躍している様子が描かれているそうなので、自分の国に有利な記録を残すのはいつの時代でも変わりませんね!
4. ネフェルタリ小神殿




ラムセス2世が愛した王妃ネフェルタリのために建てられた小神殿。
正面にはネフェルタリの像があり、神々と並ぶ姿はエジプト王妃の中でも特別な存在であったことを示しています。
小神殿といっても、立派な建造物で内観は戦争の壁画というよりかは、女性的なモチーフの壁画が多かったです。
エジプト旅行の思い出に!美しい香水瓶のお店紹介
アブ・シンベル神殿からアスワンへは300kmの道のり。バスで約3時間かけて帰ってきました!遠い!
バス移動で既に往復6時間かけているのでヘトヘトでしたが香水瓶のお店に立ち寄るということでしたので見学。


香水瓶ショップ「KYPHI PERFUMES」


凝った装飾の香水瓶は高いです
エジプト香水瓶とは?有名なの?
エジプトの香水瓶は、伝統的な吹きガラス技法を用いて作られています。
ひとつひとつ手作りのため、同じデザインでも微妙に違いがあり、唯一無二の美しさを持っています。
また、エジプトでは香水文化が深く根付いており、古代エジプト時代から天然オイルを使った香水が愛用されていました。
こちらのお店では香水瓶とセットで、エジプト独自のエッセンシャルオイルやパフュームオイルを購入できました!


ラクダの香水瓶が23ドル、オイルが30ドル


ラクダの香水瓶が30ドル、花の香水瓶が28ドル
オイルが30ドル
オイルには王様や花の名前など付けられており、お店独自の配合で作成されているようでした。


店内は香水瓶が所狭しと置いてあります


購入した香水瓶と香水は包んでもらえます
店内を見学していると、店員さんが付いて回ります。強引な購入のすすめなどはありませんでしたが、このセットのほうがお得だよ!とかは言われます(笑)
アスワンからクルーズ船へ乗船~3泊4日ナイル川クルーズのスタート~
ここから3泊4日のナイル川クルーズのスタートです。船は「アリサンドラ」阪急基準デラックスクルーズ船
このクルーズ船はアスワンを出港し、北上しながらルクソールを目指します。
お部屋の紹介
部屋は広いワンルームです。ツインのベッドとソファがあるリビングが一体になっています。
また、トイレは部屋に2つあり、1つはシャワーが併設されているタイプです。
部屋は綺麗でしたが、日本と比較してはいけないなと感じました(笑)
ちなみに空調は冷房だけで、暖房が出ず12月の肌寒いエジプトでは少し難点でした。








今夜はアスワンで停泊します。
まとめ
いよいよナイル川クルーズが始まりました。
次回はクルーズ船が移動し、「コム・オンボ神殿」「ホルス神殿」を観光します。



最後まで読んでいただきありがとうございました!